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THE PAST DIARY |
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厳重保存 (12月27日)
大掃除シーズンでございます。 昨日まで絵を描いておりましたので、今年は大掃除はやめて普通の掃除だけにしようと・・・。いやいや、その普通の掃除すらまともにできない(しない?)日常ですので、せめて収納戸棚くらいはすっきりさせようと昨日よりがんばっておりますのよ。オホホ。
洋服関係は、2年以上着てない洋服を着る事はないだろうと5袋を処分。クロゼットが実にすっきりしました。タンスの引き出しもスッカスカ。これなら防虫剤もよく効くはずですわ。
その後で台所の乾物関係を収納してある戸棚の整理に向かいました。 驚愕・・・・・・。 使いかけで開け口を輪ゴムでぐるぐる巻きにされた袋ばかり。 パン粉、小麦粉、鷹のツメ、はるさめ、きな粉・・・。 賞味期限を見ながら次々とゴミ袋へ。 そうなんですのよ!奥様っ!ほとんどがゴミでしたの! だって戸棚の中がガラーンとしましたもの。ゴミを大事に保管していたなんて、あたくしったら・・・・。 あら? 奥様も覚えがあるの?やっぱりねぇ〜〜。あたくしだけじゃないのね。安心したわ。 でも奥様! 賞味期限が1995年の「ごま塩スティック」はございませんでしょう?自分でもビックリでしたわ。 恐る恐るスティックを出してみましたの。普通ごま塩って袋の中でサラサラ動きますでしょう?それがちっとも動かない。スティックを押してみると「ネチャ」と硬い味噌を押している感覚なんですのよ。 何か得体の知れないものに変化したんでしょうか?
10年前に賞味期限が切れてるごま塩を押しながら、ふと気になる事がございました。 ここに引っ越してからまだ10年たってないんですのよ。 ということは、賞味期限の切れたごま塩を、わざわざ運んできたって事?もしや、ナニモノカの陰謀?ああ恐ろしい!!食わなくてよかったわ。 女将抹殺を企む悪の秘密結社よ!貴様らの計画はすべてお見通しだ!思いっきり悔しがるがいいっ!!だーっはっは! どちらにせよ今日はゴミの日。市の処分場でボーボー燃やされるはず。爆発してたらごめんなさいね。
あ、それからゴミと言う名の乾物類を入れてたカゴの下から写真が1枚出て参りました。 小学校低学年の主任がにっこり笑っている運動会の写真でございます。○○よりと封筒に書かれてましたので、写真を頂いたあと、何を思ったかこんなところに仕舞い込んじゃったのかしら? あら?奥様も覚えがあると?よかった。仲間だらけね。うふふ。
※ゴミ袋を結びながら、世の中で一番信用しちゃいけないのは自分であると悟ったが、このだらしなさをなんとかせんといかんなーと気持ちだけは前向きの女将であった。気持ちだけね。
お絵かき (11月7日)
本日新作「逢瀬」が完成したけど、描いてる途中、あまりに細かくて先が見えなくて「アルバイトでも・・・」とヨコシマな考えが浮かんだ。色を指定し、こことここを塗ってねと言えば同じように描ける人が結構いるんじゃないか?と。
でも、制作ってそうじゃないんですよねー。 構図を練り、配色を考え、バランスを整えながら次の作業予定を立てる。 そういう作業こそ作者本人の完全オリジナルなわけで、微妙な勘も手助けしてくれるし、描いてる途中の思いつきで予定外の色を使ったりもする。アルバイトには絶対できない作業が沢山あるのだ。当たり前の事だわね。
そして何より大事な感情を描きこむ事。あたしの場合、描く前に感情が高ぶり、自然に完成図が頭に浮かぶので素直にそのまま下絵を作る。あとは頭の中の完成図に向かいひたすら筆を動かすだけだ。最初のイメージが最後まで崩れない時、とても満足した作品になる。今回は1年間持ち続けたイメージをそのまま表現できた。こんなこともあるんだなー。 もちろん途中で大きく路線変更することもあるけど、破り捨てる確率高し。
ところで、今年に入ってから、表現方法に変化が出てきた。作家それぞれなので一概には言えないが、一般的に油絵と水墨画では奥行きの表現が逆になる。油絵出身が影響したのか、これまでは奥行きの表現が重かったように感じる。
「浄恋」の時にきっぱりと油絵気質とおさらばし、今回さらに水墨的表現にこだわった。発生が近いせいか、日本画と良くあうと思う。なんで今まで気付かなかったんだろう。好きな作家の作品はほとんどそうなのに。1回くらい真似してみればよかったかなー。6年間手探りだったしぃ〜…と自分に言い訳してみたりして。
これから絶対描こうと思っているのは「黒い牡丹」。春に咲くように取り寄せて庭に植えた。
それまで何枚か描く事になるだろうけど、岐路に立ってるような気がするので今の感覚を大切にしたい。もっと技術的に高めなきゃと思うし、もっとシンプルに表現できたらいいなと願う。まだまだ邪念が多いですもん。デカイ画面に一筋の線で・・・。夢だな。
本に・・・ (10月10日)
以前掲示板でお知らせさせて頂きましたが、「古厳」「愛染」の2作品を本に載せて頂きました。 先日手元に届きましたが、とても立派で重い本です。筋トレもできます(笑)
「花 〜アーティストが表現する花〜」(ART BOX出版)というピンク色の本でございます。 「花」をモチーフにした149人の作家の作品集です。 油、水彩、日本画、イラスト、刺繍、生け花、シルバーアクセ・・・平面から立体まで実に様々な作品が並んでおります。 ご高名な方々の中にひっそりと混ぜて頂いております。にもかかわらず、掲載順がアイウエオ順のため、初めの方に登場するんでございます。
本屋さんや図書館などで見かけましたら、のぞいてやって下さいまし。 決して「買えっ!」とは申しません。 なんせ12,600円(税込)もするんでございます。載せてもらってる本人も躊躇するお値段でございます。 あたしに印税が入るのなら脅してでも買って頂くところでございますが、そのような権利はございませんので、どうか皆様ご安心なさって立ち読みにふけって下さいまし。
さて、「この頃、絵描いてないでしょ?」とつっこまれないうちに言い訳のひとつでも・・・。 おっしゃる通りでございます。 しかし、現在進行中でございます。 横サイズ約130cmの画面にずらーーーっと彼岸花を描いております。ってか、まだ構図の段階なんですけどね。 過去最大のサイズなのでいつ完成するか見当もつきませんが、構想1年、去年の個展頃から描きたくて仕方なかった作品です。 エネルギーの全てを注ぎ込んで描いてやるっ!!
そういうわけで、これからまた構図の画面に向かいます。 ここんとこずっと「あーでもない、こーでもない」と構図をイジって悩んでる毎日です。
背中パンパンだぁ〜〜〜〜っ!!
横浜往復 (6月21日)
昨日、日本画の個展に出かけた。 ネットでしか拝見したことのない作品に出会えるというコトで、小学生の遠足状態となり前日より浮かれてた。 日本画家の石村雅幸(HP)さんを知ったのは数年前になるけど、すぐご近所にお住まいということもあり、とても気になる作家さんのひとりだった。
すごかった・・・・。ため息ついちゃった。 葉っぱの匂いが充満してる作品、穏やかな空気の中でとてつもなく激しい生命力を感じる作品、いつまでも見ていたい心が和む作品・・・たじたじしてしまった。 画廊の方がお茶を入れて下さり、画廊のど真ん中のテーブルを挟んでいろいろお話を伺ったけど、絵に対する真摯な姿勢やご苦労話に頷いたり納得したり、お目にかかれてホントによかった。 謙虚で人を和ませる雰囲気を纏った方でしっかり地面の上を歩いてきたんだろうなーと、生きてきた日々の積み重ねが作品に反映されるコトをあらためて実感したな。 あたしの場合、技術云々より生き方を見直さなきゃいかんなと反省しきり。 お礼を言い会場を後にしたが、片道2時間かかるため余韻を味わう暇もなくすぐに電車に。
途中、私立の小学校からの帰り道らしき少年が隣に座り、すぐに眠り始めた。 こんな小さな体で電車通学ってのは大人が考える以上に辛いんだろうなー。「よしよし、こっちに傾いてきたらそっと寝かせてあげるからね」と菩薩の心で見守るつもりだった。 しかしだ、麻の上着の隙間から少年のスポーツ刈りの髪の毛がチクチクと肌にささって実に不快なのだ。途中何度か「ハッ!」と我に返りまっすぐに座り直すんだけど、眠りが深くなるとこちらに傾いてきてまたチクチク。でも、気の毒に思っていたから我慢してたさ。
少年が何度目かに我に帰った時ヒザに乗せてた本を落としてしまったので、それを拾ってあげたらあ〜ら大変。「ありがとう」が言えないのよ。それどころが、ひったくる様にして本を自分の鞄にしまったのよ。 あたしゃアナタの「理科」の参考書などいりませーん。 なんだかなー。 あたしより長く乗っていたから、片道50分以上はかかっているはず。そんな苦労してまで通うんだからそれなりの名前のあるガッコなんだろうが、基本的なコトを学んで欲しいなー。 すばらしい作品を見て、菩薩のような心で謙虚に生きようと思ってたのにさ、いつもの「ケッ!」全開に戻っちまった。
いかんなー。修行しなくては・・・。
キャシャーン (5月29日)
少し前に録画しておいた「キャシャーン」を観た。 公開直後主任が観に行き、「すげー映像だったぞ!」と絶賛していたのだが、昔TVアニメで大好きだったキャラが実写版となって帰って来たことに一抹の不安が・・・。 イメージが崩れそうだし、映像先行の中身の薄い映画だったらいやだなーと思っていた。
ストーリーは「人に非ず」という新造人間の哀しい運命を軸にしてるのでやや安心した。昔のアニメでは、改造されてしまった哀しい運命を背負いながら悪をやっつけるという子供向けの内容だったが、人間のエゴや悪とは何か?生きるとは?など深く重い内容になっていた。 おもしろかったけど、場面が飛びすぎてややわかりにくい点が残念。
しかしだ! 主任が絶賛してた通り映像が普通ではなかった。 すごく手の掛ったTVゲームのムービーシーンの連続みたいだ。ゲームをしない方はピンと来ないだろうが、実写とはいえほとんどの映像に手を加えてるんじゃないかなー。 映画に関する情報が何一つないので、どれくらいの割合でCGを使っているのかわからないけど、実際フィルムで撮影したとしても、色をかなり変えてあるのでほぼCGなんだろうなー。
さて、映画館を出た後、生き方を変えてみようと思ったり、ヌンチャクを振り回したり、何かしら影響を受けた方はたくさんおいででしょう。 実は、観てる最中からかなり影響を受けちゃったのよねー。 新造人間を作ってやる!そして世界征服だぁ〜〜!なんて、残念ながら思わなかったんだけど、「色」にかなりやられた。
キレイなのよ。 どのシーンも好きな色の組み合わせが多くて、どうにもこうにも描きたくてたまらなくなった。 何を描くのかなど、ちっとも決めてないんだけど、突発的な衝動でお絵かき始動! 世間様にお見せできるような作品にならないかもしれない。もしかしたら破り捨てることになるかもしれない。 それでもこの衝動は抑えられないわ。 すでに色ぬりはじめたけど、何描くんでしょ? 欲するままに描いてしまうのもたまにはいいかっ!
出来上がったらアップします。
音沙汰がなかったら「ふっ・・・破いたな・・・」とお察しくだされ!
14歳 (5月18日)
本日、主任(息子:中2)の誕生日でございます。 14歳という年齢を思うと、早いなーというのが率直な感想で、こんなてきとーな親でも大きく育つもんだなーと主任の生命力を称えたい心境ですわ。
先日某お宅を訪問するにあたって、手土産を買おうとケーキ屋さんを訪れた時、同行した主任はズラッと並ぶ色鮮やかなケーキを眺め「おおっ!これうまそう!!誕生日これがいいなー」と、「苺タルト」に目を奪われておった。 しかし、直径約12cmで1600円。 ややお高い。 しかも「この大きさだと俺ひとり分だな!」と言い切ったのだ。あたしの分はどーなるのさっ!! んな無謀なお願いなど聞くはずないだろっ!
そして本日。 午前中は絵手紙教室で楽しい時間を過ごし、午後はお絵かきに没頭してたんですがね、なんていうかすっかり忘れてたんですのよ。 母親としてあるまじき事なんでしょうか? 友人のテニスバカ2号3号はかなり呆れておりましたなー。 ってことで夕方焦ってケーキ屋さんに行き、例の苺タルトを購入。買うつもりはなかったんだけど、誕生日を忘れてた罪悪感を感じてたし、年に一度くらい贅沢させてやろうじゃないか!と涙を誘う親心ってなもんですわ。
ガッコから帰って来た主任に「あの苺タルト買ってきたぜ」と告げると「うそっ!おれは絶対買ってくれないだろと思ってたよ。マジで買ってきたの?すげー!!言ってみるもんだな!」とえらく感激の様子。
さらに夕飯のメニューにステーキ登場! いつもより格段に柔らかいお肉だ。 そして、ミディアムに焼いた肉の横に揚げたポテトなど付け合せてみたりして・・・。 「すげー!!レストランみたいだ!!」 うまいうまいと喜んでくれてるのはいいが、日頃質素な食生活を強いているんだなーと少しだけすまない気持ちになったのだ。
苺タルトはどうだったかって? ふっはっはっはっは! 腹いっぱいのところに苺、生クリーム、カスタードの波状攻撃だ!鉄の胃袋を持つ主任と言えど「うわ、もう食えない」と半分でギブアップ。 あたしの分があったのよ。 コーヒーを入れて残ったタルトを頂きました。うまかったぁ〜。 でも「明日食うんだからな」と言いながら監視され、ほんの5口ほどで食べるのやめたけど、満足満足!!
小さい頃のようにろうそくを吹き消したりすることもなく、実に地味な誕生日だったけど「お誕生日おめでとう!!」 母の願いは心身健康で生きて欲しいってだけだわ。
今のまま明るく素直でアホみたいに遊べる大人になってくれっ!
変身願望 (5月1日)
実に久しぶりの更新です。 先ほどつぶやきファンの奥様とばったり出くわし、「最近更新してないでしょ!」と遠まわしに催促されました。 ネタはね、いろいろあったんですけど、ムチウチやら花粉症やらでどうにも体調がすぐれず「そのうち・・・」とおのれを甘やかしておりました。
さて、先日のこと。 主任の髪が伸びてきたので美容院に行け!と指令を出した。いつもなら主任が自力で行くのだが、美容院の近所に用事があったので車で送り終わるまで店内で待つことにした。 主任のカットなどほんの30分で終わる。アホアホ記事満載の女性週刊誌をぺらぺらやってるうちにあっという間に過ぎちゃう時間だ。
主任のカットが始まった。ほどなくして青年Aが来店してきた。 どこかおどおどして落ち着きがなかったので悪いとは思ったが観察してしまった。 青年Aは席に案内され「今日はどのようになさいますか?」と希望の髪型を聞かれた。 現在の青年Aの髪型は全体が7センチほどの長さで、スポーツ狩りがこれでもかっ!と充分伸びきったような実にダサい状態だ。 そうだそうだ!こざっぱりとカットしてもらうがいい!と思っていると、どうやら青年Aは希望の髪形を告げているらしい。伏せ目がちでぼそぼそしゃべるのでちっとも聞き取れない。残念!と思っていると美容師さんが「ん?サッカーの中田?」と復唱したではないかっ!
ええ〜〜〜っ!中田?中田ってあの中田? 青年Aはますます伏せ目がちになり、中田ヘアーの説明を聞いていた。 しかしだなー、中田は日本人の中でも鼻が大きく高く、そしてホリも深いぞ。頭の形もきれいだぞ。君はどうだ?完璧な日本人だぞ!いや、標準より凹凸が少ないんじゃないか?美容師さんががんばっても同じにならないぞ! 自分のコトは棚にあげ「あきらめたまえ・・・」そう言って慰めたかった。
そんな胸中も知らず、実にこざっぱりとした主任がやってきた。奴のカットが終了しここにいつまでもいる事ができなくなってしまった。ああ〜〜どんな出来上がりになるのか見届けたかったのにな〜。 後ろ髪を引かれる思いで美容院を後にしたが、彼は中田になったのだろうか?とても気になる。
彼のように「○○みたいにしてください」と言うのは勇気がいるだろうなー。あたしも言ってみるか!「黒木瞳にしてください!」と・・・。 黒木瞳みたいじゃなくて、黒木瞳だ! 髪型だけ同じになっても似合わないことはわかっているさ。 でも1日でいいから黒木瞳になってみたいのよ。
そんな手の届かない憧れに近付こうとする気持ちがよくわかった午後でした。
大願成就 (3月28日)
うわ〜っはっはっはっは! だぁ〜っひゃっひゃっひゃっひゃっ! とうとう念願が叶いましたよ。 欲しいものをやっと手に入れました。多少の妥協はあったものの、やっとオーブントースターを購入しました(歓喜)
昨日、関東最大級と言われている某ホームセンターをうろついていた時、ふと「もしかしたらあるかも・・・」と家電売り場に行ってみたら、あるじゃぁあ〜りませんかっ! 価格は1250円(税込み)と、多少予算をオーバーしてたものの、コンパクトで単純。微妙なねずみ色のオーブントースターを見つけたんですわ。 しかし、喜び勇んで購入するほどバカじゃない。 まずは「チン!」と音がするか確かめなくては!とダイヤルを操作。 チンっ!!!! おお〜〜〜〜っ!!広い売り場にこじんまりと響き渡る美しい音色。 主任も「母ちゃん、やったなっ!」と大喜びであった。
そして本日、さっそく仕事してもらいました。 まず庫内をあたためてみる。いわゆる空焚きというやつだ。 取説に使う前に空焚きしろよなっ!と書いてあるしね。 ダイヤルを回す。チチチチチ・・・・・という音とともに庫内がオレンジ色に染まっていく。美しい夜明けのワンシーンのようだ。 しかも庫内の隅々まではっきり見えるのだ。 昨日まで使っていた旧式は数々の失敗により窓の部分が真っ黒く煤けており、庫内の様子がさっぱりわからなかったのだ。 しかし、ここで油断して洗濯などにうつつを抜かしてはいけない。 うっかり加熱しすぎて黒煙など吐かれたらもとの木阿弥である。同じ失敗を繰り返すほど愚か者じゃないのだ。
庫内が十分加熱されたので、いよいよパンの投入である。 緊張の一瞬だ。 隅々までくっきり見える扉を手前に開き、パンをそっと乗せ扉を閉める。 おお〜〜〜〜っ!! じわじわと焼かれる様子が見えるじゃないか! しかしまだ慣れてないので何分くらい焼くのがいいのかわからない。当然、じっと観察する。中が見えるって便利なのね。 今までは、もういいかなーと何度も扉を開けてたのに。 焼き色がいい感じになったので、ダイヤルを戻す。 「チン!」 漂うコーヒーの香りを揺るがすような音がする。 ああ〜、音の出るしあわせ。
焼きあがったパンをお皿に乗せ、静かな朝食のはじまりだ。 まずひとくち。カリッ!う〜ん、外はこんがり、中はしっとり。 同じイギリスパンなのに昨日までとは違うのよっ!た、単に気のせい?いやっ!そんなことないわっ!ホントにおいしかったんだから。 明日も明後日もおいしいパンがいただけるのね。1250円(税込み)で買った大きなしあわせだわ。思い切って買ってよかった。
ん?旧式はどうしたかって? 突然火を噴いたり、チン!と言わなかったり、中の様子を隠して見せないようなとんでもねーヤツだけど、長い間がんばってくれたからサブマシンとして置いてやろうかと・・・・。 何かの時に役にたつかもしれないじゃないか。
こうしてまたひとつ、ゴミになるべきものが蓄積されるのであった。
シースルーマスク (3月13日)
ここ2週間ほど風邪による咳が続いたり、花粉が大量に飛んでるという噂が恐かったりであまり外に出なかった。 もちろん大好きなテニスも休んでいた。 でも家にいると、花粉症の薬のせいかだるいし眠いし、ムダな1日を過ごしてる気がして、今日は思い切ってテニスに行く事にした。 いろいろ理由つけてるけどね、運動しないとすぐに太っちゃう気がして恐いのよ。うふん。
でも外は花粉の嵐。 テニスバカ2号の話だとマスクしてもなんとか大丈夫のようなので、ウイルスもシャットアウト!と評判のマスクをして出かけたのであった。しかも、サイズは「大」である。顔のほとんどを覆いつくしている。これなら花粉も入って来れないだろう。ふははははっ!
「マスクしたままやるの?」などという言葉に耳も貸さず、テニスバカ2号と二人、華麗なマスクプレイヤーと化し球を追いかけていた。 ところがだ! まずサングラスが曇る曇る・・・。 でもこれは予想通りの事態だから少しも慌てずサングラスを取った。 まぶしいのと花粉症と天秤にかけたのだ。
レッスンが進んでも息苦しさはさほど感じなかった。 でもね、運動してるから吐き出す空気が多いわけで、当然口及び鼻周辺に水蒸気のような水滴があふれる感覚が・・・。 するとテニスバカ2号夫が「マスクすげー濡れてるぞ」と・・・。 外してみたらものすごいことになっていた。 真っ白いマスクがスケスケなのよん。見えそで見えないチラリズムだわ。いやん(殴)
マスクがシースルーになろうが人目よりも運動欲が勝っているので気にせずそのままレッスン続行だ。 しかし、レッスン終了間近になりなんとなく視界が変なことに気がついた。 目を動かしてから少し遅れてやっと見えるという状況。そして目がチカチカし始めたのだ。ん?酸欠? 次第に頭がぼーっとしてきた。 いかんいかん・・・・。コノママデハ タオレテシマウ・・・・・。 そんな時ちょうどレッスンが終わったのでマスクを外し、花粉を吸わないようにゆっくり呼吸をした。 こんな思いをしてまでテニスしなくても・・・・と思ったのはほんの一瞬で、久々の運動は実に爽快であった。
明日も行くんだろうか? きっとシースルーマスクでクラクラしながら叫んでるんだろうな。
アホだ・・・・。
探し物 (2月24日)
ずい分前に、火を噴くオーブントースターの話を書いた記憶がある。さっき、ファイルを探したら2003年2月16日の「ショートショート」というタイトルで書いていた。 驚くがいいっ!その凶悪オーブントースター、まだ使っているのだ。あれから2年も経っているのかと自分でも呆れてしまった。
先日ジャスコをうろうろしていたら、オーブントースターが山積みされており「ついてる価格より更にレジにて5%引き」という赤字が目に飛び込んできた。 しかしだ。 「ついてる価格」というのが1970円だ。更に値引きしてもらってもたかがしれているではないか。 パンを焼くためだけに使うんだし、タイマーすら使いこなせないアホ主婦には他の機能など必要ないのよ!強弱調整ってなんのこと?クッキーなんて焼くはずないじゃないっ!!
そう強がっても、凶悪オーブントースターもそろそろ限界。いろいろ考えてついに購入することにした。 でもこだわりがいくつかあるので、全ての条件が揃わねば買わない(強い決意)
@価格は安いほどいい!! 当たり前である。現在使用中のオーブントースターは790円であった。百歩譲っても出せるのは980円までだな。
A火を噴かない これも当たり前である。いきなりボッ!!って火を噴かれたらたまらん!あんな恐い思いはしたくない。
Bコンパクトなのに内部広々 置く場所がないので大きいと困るのだ。でもいっぺんにたくさん焼けたらいいなー
C声がでかい 声っていうか「チンっ!!」っていうアレですな。「奥さん!焼けたぜ!早く開けろよ!」っていうあの音のことですな。 通常は焼けるまで目の前で待ってる派なのだが(タイマー使えよ)とっても忙しい時などはタイマーを使わざるを得ない。でもね、洗濯中だったり、他の事をしてると聞こえなかったりするんですな。ぜひ大音量で「おらおら〜!!焼けたぜ〜〜!」と教えて欲しい。
以上4つの条件があるのだが、かなり自分本位だと思う。 見つかるはずがないよね・・・と弱気にもなる。でもきっと出会えるさ。出かけたついでに売ってそうなトコはしらみつぶしだ。
ってことで、千葉の我孫子周辺にお住まいの皆さん、情報をお寄せいただけると助かります。遠くにお住いの皆さん、「見つけたよ!」と善意のお申し出があったとしても送料と本体価格がほぼ同額というのはいかがなものかと・・・m(_
_)m
見つかるかなー。でも凶悪オーブントースターに愛着あるから、もうちょっと付き合ってもいいかなと思ってるんだけどね。
疑問形女と極臭女 (1月31日)
先日美容院で髪を染めてもらった。 美容院のイスに座ってる時間の半分は、美容師さんがアレコレ髪をいじってる時間だけど、残りの半分は髪の毛が化学変化を起こすのを待ってる時間だったりする。 大抵の場合、持ち込んだ小説を読んでるか、美容院でしかお目にかかれない女性週刊誌などをぺらぺらとめくり「ふっ・・・馬鹿め・・・」などと、低俗な記事に毒づいて待ち時間を過ごしている。
先日もいつものように担当のS君(浅野忠信似の兄ちゃん)に髪をいじられながら、彼の悲惨な年末年始の話を聞いていた。あたしも年末に不幸が重なってたので、お互いの不幸自慢大会と化していた。 S君は店長なので、接客中でもカットの仕上げとか電話の応対などで席を外す事が多いのだが、あの日も「すみません、失礼します」とカットの仕上げに行ってしまった。 すぐに戻るというので本も読まずぼーっとしてたのだが、なんだかイヤな音が無理矢理耳に飛び込んできたのだ。
一昔前に流行ったでしょ? あの、単語の語尾を全て疑問形にしてしまうしゃべり方・・・。 隣の席の女性客がまさにソレ!しかもかなり重症(T_T) 担当のかわいい女性美容師さんと夢中で話をしてるのだが 「それでね?家の?主人が?昨日?ゴルフに?行ったのよ・・・」 「あたしの友達が?映画館の?前で?・・・・・」
や〜め〜て〜く〜れぇ〜〜〜〜!!!!!! 耳障りなこと山の如しだっ!!!!! あたしの周りでも数名そういうしゃべり方の人がいたが、今じゃすっかり更生してまともになっているっていうのに。身近な人はたまらんだろうなー。心からお悔やみ申し上げますだっ!
それから数日後、ランチに出かけた。久々の回らないすし屋だ。そこのランチ、ボリュームがあってうまいのだ。 「腹減ったぁ〜」と言いながらテーブル席に向かうと、鼻をつくような悪臭が・・・・・・・。 カウンターでランチをほおばっている着飾ったオバハン3人組の香水がもんのすごく充満してるのだ(-_-;) 幸い、オバハン達の魔の手は案内された席まで及ぶことはなく命拾いした。 しっかし、あの悪臭、3人が3人とも競うように香水を振り撒いてた感じだったなー。彼女らにはお掃除薬品並の表示が必要だな。 混ぜるな!危険っ!!!! ま、ひとり分でも充分な致死量だったけどね。
カメムシは自分の発する猛烈な匂いで自滅すると聞いたが、あのオバハン達をでっかいビニール袋で密封してやりたかった。自分の匂いでもがき苦しむがいいっ! とりあえず、ほのかな大人の香りなどほど遠いってことに気付かせてやりたかったわ。
言葉も匂いも本人の想像以上に迷惑になるのだ。
自分のコトはすっかり棚に上げてるが、いい年の大人だし、いろいろ気をつけねばなぁ。
悩んでる? (1月13日)
日本画を始めて丸5年がたとうとしている。 絵の基本はムサ美というガッコで学んだが、卒業してから5年前まではほとんど筆をとれなかったので、再出発とでも言うべきなんだだろうなぁ。
昔から魅力的な作品の要素は「技術力」ではなく「表現力」だと思っているが、表現するための技術がないことには例え豊かな感性があったとしても形として残せないわけで、そこら辺のコトを考える時間が多くなってきた。
花、静物、人物・・・「本物そっくりに描かないと痛い目にあうぞ!」と脅されたとしても、針のムシロに座ることもなくクリアできるだろう。ありのままに描くだけなら手を動かせばいいのだ。機械を使うのと一緒だ。 でも、作品の中に別のものを閉じ込めようと思ったら、それは一筋縄ではいかないんだなー。 人はそういう目に見えないものに魅かれるのだし、描く方にもそれを全て吐き尽くした時の爽快感・満足感は他では味わえないほどの快楽を与えてくれるからだと思う。 「チョー気持ちいいっ!!」って叫ぶ気持ちがよくわかる。
ところで、日本画の絵の具は1色1色描き手が作るわけで、濃度や筆への含ませ方でかなりの違いが出てしまうほど微妙なのだ。 もちろん習いたての頃は「うっひゃ〜〜〜〜っ!こんな色にするつもりなんてなかったのにさぁ〜〜」という戸惑いの連続で、実に無駄な作業が多かったのだ。
でも最近になって「適当加減」がわかってきた。5年かかってやっと絵の具の扱いに慣れたのだ。 ということはおのずと無駄な作業がなくなるわけで、制作時間の短縮につながっている。これはとても嬉しいことだ。 でも、技術的に前進したなーと自覚しつつも、単に絵の具の特性に慣れただけであって、まだまだ未熟な要素だらけだ。「こんな風に描きたい」と望んでも、ムムム・・・・とうなるばかりで、立ち止まってしまいそうになる。技術が伴わないのだ。
今は持ってる技術の全てをフル稼働し、引き出しの中身を全部ぶちまけて描いてるような状態だ。全力で描いている。 こんな絵を描いてみたいなーという目標のようなものはあるけど、今の技術ではとても無理。 ちゃんちゃらおかしい作品になるに違いない。 今は「描きたいものを描きたいように描く」コトを続けながら、もっともっと技術を向上させる時期なのかもしれない。 独学で・・・というと聞こえはいいが、もがき苦しんで頼りたい気持ちになることもある。 感情を吐き出して描き上げているが、これでいいんだろうか?と疑問を感じることもある。 一方で、今現在の自分の力をありのままに受け止めようとも思う。
完璧な一枚は一生の目標なんだけど、未熟と言う自覚があるから先へ進めるんだろうな・・・などと自問自答しながら、今の力で出来る限りの作品を残していくしかないんだな・・・と自分勝手な結論に達するのであった。
謹賀新年 (1月3日)
皆様、あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて本日、毎年恒例の「叔母の家で主任の書初め宿題を済ましちゃえ!!」に行って参りました。 昨年も触れましたが、叔母は元教師で書を趣味としてるので、主任の体さえ持って行けば、道具もあるしご飯もご馳走してもらえるし宿題も終わっちゃうしと、一石ナン鳥にもなる貴重な人なのだ。
で、今年の宿題のお題は「成田空港」・・・・・なんでじゃ? まあ、確かに近所にある施設だけどさ、ふつー「初日の出」とか「新春の陽」とか、それらしいお題なんじゃないの? ま、仕方ない。そうなってるんだからいっか・・・・・・。 それともう一つ。各自、新年の抱負を書いて持っていくらしいのだ。 女将「ねえ、なんて書くの?考えてからおばちゃんち行かないとね」 主任「そりゃあ〜決まってる・・・安全第一だっ!」 た、確かに・・・・。 もう2度と交通事故なんてごめんだっ!!
今年も例年同様、飴とムチを駆使する叔母と自画自賛主任の攻防の結果、なんとかまともな宿題が出来上がりましたとさ。更に例年同様、あたしも隅っこで書初めしてきましたとさ。
今年はいたってマジメに「画」に対して心がけているコトを書いてみました。 ここは「書」関係者が多く出入りされてるので恥ずかしいんですが、素人のイタズラですので見て見ぬふりして下されm(_
_)m
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筆がとても柔らかくて、ふにゃふにゃして書きにくかったけど、心がシャンとして心地よかった。
こういう緊張感っていいなーと毎年感じるんだな |
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飯名京美 日本画サイト 彩墨堂
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